結婚式二次会の受付周りで定番のチェキ。
友人幹事さんが頑張ってチェキを撮る姿を見かけますよね。
そのチェキですが、実は簡単そうに見えて撮るのがちょっと難しいのをご存知でしょうか?実はチェキって普通に撮るとずれて撮れてしまうんです。
しかも、結婚式二次会の場合、撮影する人が多い為、完全に流れ作業。
チェキを撮って写真がくっきりと浮き出てくるまでに渡して、次の人の撮影に移ります。
その為、撮影者はどういう風にチェキが撮れたか確認できません。
うまく撮ったつもりでも、端っこの人が見切れてしまっていたりする事もよくあります。
そんな風にならないように、普通の撮り方だとずれてしまう理由や上手に撮るコツを知っておきましょう。
普通の撮り方だとチェキはどう写る?
まず、チェキを普通にファインダーを覗いて被写体を真ん中に合わせて撮ると写真がどう写るかみていきましょう。
分かり易く図で表してみます。
このような感じで、ファインダーの中で被写体をしっかり真ん中に合わせたつもりでも出てきた写真は被写体が右に少しずれて写ってしまいます。
一人の人が多少真ん中からずれるくらいなら良いですが、結婚式二次会のように写真の枠ギリギリに複数人をいっぺんに撮る場合は端っこの人が見切れてしまいます。
さすがにそれは避けたいので、なるべくずれは無くしたいものですよね。
普通の撮り方だとチェキがずれる理由
なぜチェキを普通に撮ると写真がずれてしまうのでしょうか?
撮影者は全く悪くなく、その答えはチェキ本体の仕組みにあります。
チェキの仕組み
チェキは一眼レフカメラとは違い、レンズが捉えたものがファインダーに表示されるわけではありません。
ファインダーにはファインダーの位置から見えるものがそのまま見えるわけです。
下図のようにチェキを真上から見ると、レンズとファインダーのズレが分かります。
このズレがそのままチェキで撮影した写真のずれとなって現れます。
シンプルに言ってしまえば、見えるものと撮れるものは物理的に最初からずれているから、ファインダー上で真ん中に合わせても右にずれて撮れちゃいますよ、という話になります。
ずれを防ぐチェキの撮り方のコツ
それでは、どうすればチェキのずれを防げるか、その撮り方のコツを説明します。
コツ1 被写体から少し遠目に撮るようにする
まず、単純に近づけば近づくだけずれが大きくなります。ある程度遠くから取ればずれ幅は小さくなるので、なるべく近づいての撮影は避けましょう。
結婚式二次会の場合、胸から上を撮る感じに近づくと、気になるレベルにずれが目立ちます。全身が写るくらい離れて撮ればずれ幅は小さく済みます。
コツ2 チェキを少し右にずらして撮る
あとは、チェキ自体を少し右にずらして撮る事を意識して下さい。物理的にレンズとファインダーの位置がずれているのだから、チェキ本体を少しずらして撮れば写真はまっすぐずれずに撮れるだろうという考え方ですね。
チェキ本体を右にずらすという事は、ファインダーから除いた被写体は左に少しずれる形になります。逆にずらさないように気を付けましょう。
コツ3 チェキの試し撮りしてずれ具合を確認する
チェキ本体をどの程度右にずらして撮影するかは被写体との距離によって変わってきます。結婚式二次会でチェキを撮影する際は、撮影場所が予め決める事ができます。
撮影場所が決まったら、幹事同士でチェキを試し撮り、チェキをどの程度ずらすのがちょうど良いか確認しましょう。
チェキのフィルムは少々高いものですが、数枚の試し撮りでその後の撮影が上手くいく事を考えれば安いものかと思います。
チェキのずれを防ぐ撮り方のコツ まとめ
チェキのずれを防ぐ撮り方のコツのお話し、いかがでしたでしょうか?
- チェキはレンズとファインダーの位置がずれている
- 近づいてチェキ撮影するとずれが目立つ
- 距離に応じてチェキ本体を右にずらす
以上の3つの撮り方のコツを心に留めて、チェキでの撮影を楽しんでもらえればと思います。